葬儀の場所

葬儀と斎場選びのコツは、まずは葬儀社を先に選ぶことです。葬儀社は自社運営のセレモニーホールを所有している場合もあり、斎場所有でなくとも地域の葬儀のための斎場については熟知しています。斎場の決定は、その地域や時期、混雑具合などにより必ずしも希望の日程が通らないこともよくあります。そのような場合にも、信頼出来る葬儀社を選んでいた場合には、うまく対処をしてくれることが望めるからです。
反対に、故人の希望や喪主などの都合により、どうしてもその場所にしたいという希望の斎場がある場合には、その旨を斎場に直接問い合わせてみるとよいでしょう。そこから信頼出来る葬儀社を紹介してもらえる可能性が高くなります。
葬儀を開く場所としては、葬儀を専門に行う葬祭会館などが一般的ですが、ほかにも寺院や神社といった宗教施設でも行われています。宗教施設の場合、本堂など葬儀を専門で行うことのできる場所が用意されていることも多くなっています。ほかにも、境内に斎場の代わりとなるような別棟が建築されていることもあるようです。ただし宗教施設の場合は誰でも希望をすれば葬儀ができるわけではなく、檀家や信者となっていることが条件となります。
他にも、現在ではだいぶ少なくなりましたが自宅で葬儀までを行うこともできます。マンションなど集合住宅や、大勢の集まれるスペースのない新しい住宅では難しいですが、昔ながらの広い間取りのある自宅などでは今でも葬儀が行われているようです。